ひと言♪
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今回、この事件では、自分は「不登校の子を持つ家族」っていう部分を、考えております。 まぁ、不登校を子供が全部同じ事を起こすかっていうとそうでないわけだけど、今のマスコミの報道の仕方をみていると、なんか皆そういう予備軍なのか?とさえ思えてきます。 自分的に「不登校の子を持つ親」という人の話を聞いてるし、知ってるという中で、この不登校の問題が実際一般にどこまで理解してもらえてるか?とも感じたので、めちゃ長くなったけど思ったことを書いてみました。 ぶっちゃけ、書いた内容に矛盾もあるかもしれないし、うまく伝えきれない部分もあるかもしれないし、そもそもちゃんと話をまとめることができたのか自信もないんだけど、その辺はコメントなどに入れていただいて突っ込みいれてもらうもよし、ってことで。 ってことで、happy_icecleamさんへのアンサーメッセージにもなるかな。 今回の、加害者側の親について、自分がどう思うか?ってことについて、色々とえらそうにいえる立場なんか自分にはないってことはわかってるけども、あえて率直な自分の意見をいえば、「甘やかしちゃってたんだろなぁ」と。 じゃなきゃ、ゲームソフトをいっぱい、とか。引きこもった息子にバイクまで与えるってことにはならんだろう、と。 でも、引きこもっている息子が、少しでも表に出るならっていう親心もわからないでもないんだけどな。 そんな中で、小学生時代に夜遅くまでゲームをして学校で居眠りをしちゃうような状況を作り出しちゃっていたのにも関わらず、それについてはどうしちゃってたの?っては一番強く思ってる部分。。 容認をしていたかどうかは定かではないけども、そこでしっかりとできなかったというか、もっと子供と向き合って、ダメな事をダメといえなかったのかな、と。 多分、加害者少年の環境的にみても、末っ子でしかも唯一の男の子ってことで、甘やかしがちになっていったのかもしれない。 そうなると、外で人と接するよりも、自分の家で過ごしているほうがストレスを受けなくなっていくだろうから、その結果不登校、引きこもりっていう形になっていっちゃったのかもしれない。 ここまで見ると、親が子供を甘やかしちゃって、ダメな子供を親が容認していたってことになるんだろうけど…。 でも、加害者の親もなんもやってなかったとは思うのです。 精神科への通院とかってのが、ニュースでは言われたようだけど、あれは精神的なカウンセリングを受けたことがあったってことだろ。 もはや、不登校になっていた状況の中で、「どうしたら学校にいけるんでしょうか」という親としても叫びにも近い問いかけについて、カウンセラーは「別に無理に行かせる必要はないんですよ」と答えることはあり。 カウンセリングとして、不登校児童の精神的な辛さってのをまずは取っ払って、そうしていく中で不登校児童自身に目標を(自分自身で)掲げさせて、そこに向かっていく意思っての持たせるようにしていったのではないかな。 で、その目標ってのは、彼にとっていえば「大学に行く」っていうことだったのかな、と。 でも、ココまでいくと、自分も専門分野でないので、えらそうに言うこともできないし、大ッパズレしちゃうかもしれないんで、そんなときは誰か指摘を願いたもう(笑) ただ、大検に合格して、加害者の親としても「遠回りしたけども、大学入学を機にがんばってもらいたい」と思った矢先の事件だったのかな、と考えると辛い話だけど。 でまぁ、今回起こった事件について自分的に、加害者の親と少年がどんなスタンスで向き合ってたのかなぁってのを考えてみた。 自分が感じたのは、末っ子っていう事で甘やかしてしまったのかもしれないけど、その結果親子はガチンコで向き合った関係になれてなかったのかなぁ、と。 子供とガチンコで向き合うってのは、「子供の思い」ってのを理解した上で、間違ってる場合には親は全力で止める覚悟を持たないとダメなわけだけど、そこはどうだったのかな、と。 ここで思うのは、親が「子供の気持ちを理解する」というのを「子供の現状を容認する」ということと解釈しちゃったのかなぁって。 例えば、不登校という部分で考えてみると、不登校という現状を認めることが、子供を理解するっていうことではないわけで、本当に子供が不登校を望んでるかどうかっていう部分を、しっかり理解することができていたのか。。。。 この辺は、家族同士の対話が大事になる部分なんだけど、新聞の報道にある「家族仲は良く、少年に家庭内暴力といった粗暴な行動もなかった。」っていう部分が、実は仲良くっていうより、理解しているつもりになっていて、当たらず触らずの関係であったとしたら…(結果として甘やかしちゃうってことでもある)、とちと考えた。 とはいっても、ここ最近、実はそういう全力でガチンコな親子の付き合いって(親子に限らず、教師と生徒の関係もだね)のが、なんか忘れられちゃってたり、できている気になっちゃったり、ガチンコな付き合い方がわからないで戸惑っていたり、っていうのがなんか多くなったように感じがする。っつーか、愛情をどう与えたらいいかが分からないってのが多くなったように感じる。甘やかしてもいけないし、厳しすぎてもいけないし…。 そのため、親としても子供との向き合い方に自信を持てなくなっちゃって、その結果甘やかしちゃうっていう形になっていっちゃうのかもしれない。 逆にそんな部分が不器用でもギコチなくてもできていれば、子供はもっと強くなれるのかなぁ、って。 ただ、そういうガチンコな付き合いをしていれば、自分にとって大事な存在ってのを何かってのは感じていくわけだし、そういうものを感じている子供であれば、人殺しをしちゃうと、その結果誰が悲しむのか、そして辛い思いをさせるのか、といった部分を意識していられたはずだと思う。 んで、上記の「家庭が抱える問題」を考える反面で、近年不登校児童の問題ってのが、かなり大きなものになってきているにも関わらず、まだまだ一般の理解はできてないな、と自分は感じている。 ここで、誤解してもらいたくないのは、今回の加害者少年の犯行の心理や動機などを認めるっていうんでなく、社会として不登校の抱える問題を考える上で単純に「甘え」とか「弱い」といった言葉だけで済むものではないということ。 ぶっちゃけ、不登校になった子供もその家族も、精神的にかなりキツイ思いをして、負い目を感じている。 子供の成長は、やっぱりばらつきがあるわけで、肉体的な成長だけでなく、精神的な成長だって他より遅い子はいる。 また、家庭や周辺の環境が絡んだり、本来その子供が持っている個性が、場合によっちゃ他に劣って映ることもある。 しかも、今の世の中、各人の個性を伸ばすっていうことよりも、他より抜きん出ろっていう流れになっているわけだし。 そういう中、ここで劣等を感じた子供は自分に自信なくしていくし、そうなりゃ人と接するっていう事だってうまくいかなくなっていくわけで、その結果「自分はだめなヤツだ」という劣等感が常につきまとってしまうし、そんな子供に何の解決もできず手詰まりになっている親もキツイものがあるわけだ。 特に、母親の場合、この子をちゃんとした子供の育てられない原因が自分だ、という思いを強く持っていってしまい、自分自身を追い詰めちまう事もあるようだし、そんな状態のときに、親戚やら近所からも色々言われちゃったり(実はアドバイスなんてこともあり)、さらに普段仕事で家にいない夫からも、お前がちゃんとしてないからだ!なんて言われたりしているような場合もあり、かなり辛い思いをしてるってのは少なくないのだ。 そんな状態で、家族も追い詰められていっちゃうから、どんどんその家族全体で袋小路へ、といった状態になってしまうわけ。 ま、不登校になっちまう原因について単純な本人の問題ばかりではなく色々あることもあるわけでだけど、それに対して周囲は「甘ったれ」とか「自分に弱いヤツ」と片付けてしまったり、奇異な存在としか取り扱えない世の中に、自分は問題を感じている者の一人。 今回のマスコミの報道なんかみても、その辺の偏見っつーか取り扱い方の陳腐さに嫌気がさしてくる。 ひきこもり、 ゲーム好き、 人とうまく接することができない、 っていう部分を各マスコミはひっかき集めて、その結果、「自分出せない人間」が信じられない凶行に及んだ、というお決まりのパターンを延々と垂れ流しているが、これを見ている不登校の子供を持った家族は、さらに辛い思いをしてるのではないかなと考えてしまう。 まぁ、えらそうに色々と長々書いたけども、別に自分だってそんな完璧な人間じゃぁない。 でも、自分には縁があってそういうことを考える頭を持てるようにはなったと思ってる。 何えらそ~に言ってんだ~! とか イマイチよ~わからんわぁ~。 とか ご意見や、物申すについては、遠慮なくコメントにぶちこんでください。 あと、随時内容の修正は入るかもしれないので、その辺はご了承くださいな。
by supercub_50cc2001
| 2005-02-16 17:09
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